リビングに飾った絵を何時もは正面から観られていると思いますが、額の裏側がどうなっているのかご存知ですか?
私共が作品を査定・評価する際に正面はもちろんですが、注目するのが額の裏側です。
額の裏蓋のネジや金具を外すと見えるのが、キャンバス。
通常油絵は、絵画用に加工した麻布を規定サイズに合わせた木枠に釘で止めたキャンバスに描かれています。
木枠やキャンバスの裏側には、この様(武本はる根先生の作品です)に画題や作者の署名が書かれていたり、あるいは制作年や取材地等の記載があることもあります。
キャンバス・額縁や絵の状態を観察し評価していくのですが、何年も前に亡くなった作家なのにキャンバスが新品だったり、油絵具の匂いがプンプンしていたら注意が必要です。
一度、額縁の掃除も兼ねて裏側を確認すると、新たな発見があるかも知れませんよ。
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